" />

大変だったストレッチャー入浴の話

私はいつも3階病棟に勤務しているんだけれども、下の階のスタッフに欠員が出たということで、フォローの為に2階の入浴介助要員として行くことになった話

1人目〜BL処置がされ、腰の仙骨部分、かかと付近に褥瘡があるおばあちゃんの話

BL処置とは、おしっこが自分の力では出しづらい為に、尿道に直接管を通している状態のこと。

このおばちゃんは声掛けに反応はあるのだけれども、自分で体を動かすことは出来ません。お風呂にはいるときにはストレッチャー浴での対応していて、まずはベッドからストレッチャー式の移動台に移乗を行います。

そこに乗せてからは浴室に移動して、服を脱がせていくのだけれども、身体には点滴のルートが施されていて、そこをまず水で濡れないように配慮する必要があります、その間、このおばあちゃんはすっぽんぽん状態。ごめんなさい😣

今思えばそこでバスタオルでもかけてあげたら少しは本人も違ったかな、重ねてごめんなさいm(_ _)m

浴室までの移動式のストレッチャーから今度は身体を洗う用の入浴台に移乗を行っていきます。

ただ、この移乗方式が二人でおばあちゃんを重量挙げのように抱えて軸移動をしながら入浴台に乗せていくんだけれども、腰が痛い痛い!!確かに介護現場で腰が痛くなる人が増えるわけだ😭

全身を洗って行くんだけれども、洗髪、全身を洗って、背中も洗っていく。

背中を洗うときには仙骨部分にガーゼが貼ってあり、そこには薬が塗ってあります、そのガーゼを剥がすと2センチほどの身がえぐれたようになっている褥瘡ができていました。褥瘡部分にシャワーを当てて、キレイに塗ってあった薬や、汚れを落としていき、その後にボディソープで丁寧に洗っていきます。

自分たちでも傷口を洗うときには、水がしみて痛いだろうし、ましてやこんなにも身がえぐれてしまっているおばちゃんは特に痛いだろうなと思った。でも、このおばあちゃんは一言も声を上げることはなくて、ただ終わるのを待っているようでした。

2人目〜腰が曲がって、小さく丸くなっているおばあちゃん

二人目のストレッチャー浴は、腰が曲がって仰向けになれないおばあちゃん。

腰が曲がって固まってしまっているから、仰向けにすると左右のどちらかにゴローンと転がってしまいます😅

こんなおばあっちゃんはとっても注意が必要、ストレッチャー台に移した時に、台から落ちちゃう可能性があるからです。

もちろん自分で動くことは無いのだけれども、その分危険はまして、危ないと思っても自分で身体を制御できないのでこっちが常に気を配らないといけないということに。

この仕事をして10年以上になるけど、どうしてこんな身体になっていくのかなーって不思議に思う。

いずれは自分も通る道なんだろうけども、そうならないように気をつけよう。

このおばあちゃんも特に話言葉を発することなく、終わるのを待っているようでした。

3人目〜足がくの字に固まり、手が逆に開いてしまっている、おばあちゃん

最後のおばあちゃんは、足がくの字に固まり、右手は真っ直ぐ、左手は直角に固まっていて、手の指は反り返るように開いて固まっていました。

このおばあちゃんはすごかった!!自分の介護経験の中でもトップクラスの拘縮レベルで、本当に久々に驚愕レベルだった。

もう服を脱がすことが大変大変!!両手は拘縮しているので、どちらも患側になっているから、脱健着患の原理原則も通用しない😨そして、その開ききった手は袖に引っかかってしまい、さらに難易度があがります。

案の定、2人目のごろーん、おばちゃんみたいに腰も曲がっていて危険度もめっちゃ高い!

おばちゃんは身体を動かす度に、小さく呻くように声を上げいて、その口も大きく開けたまま固まってしまっていました。

おわりに

いつもとは違った環境での業務は本当に疲れた🤣

患者さんも初見で関わる人ばかりだけれども、なんとか今までの経験値で対応することができたかなー。

でも、拘縮しているおばあちゃん達の顔を思い出すとなんとなく悲しい気持ちになっちゃう😔

もっとこのおばあちゃん達が楽にお風呂に入れるようにしてあげたいなって思いました。

ほいじゃ〜またのー😁

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA